好奇心が爆発して天理市へ行ってきた話
行ったのは去年なのですが、せっかくなので書きます。
天理市といえば160万人以上の信者数を誇る宗教法人、天理教本部がある市である。
宗教法人の名前が由来となった日本唯一の市らしい。すごいな。
自分は無宗教ですが寺社仏閣を巡るのが好きで、デカくて特徴的な宗教施設が見たいのと日本にある宗教都市ってのが想像できなかったのでつい足を運んでしまいました。
まさか中学校の修学旅行ぶりに奈良へ行く理由がこれになるとは思わなかった。
電車に揺られ天理駅に着いた途端目に飛び込んできたのは「ようこそ おかえり」の文字。いきなり他とは違う雰囲気である。
なんでも天理市は「ぢば」という人類が生まれた土地であり、全ての人の故郷だから「ようこそ、おかえり」と帰郷を歓迎しているらしい。
駅には使われていないホームと出口があり、天理教の一大イベント「おぢばがえり」が行われる時に大勢の人が訪れるため、その時専用らしかった。天理教の規模の大きさを感じたのと同時に、駅にそんなものを作ってしまうほど力のある団体なのかと驚く。
駅を出ると天理本通りという長い商店街があり、その先に天理市の本部がある。
入ってみたら古い店が多い至って普通の商店街である。
しかし、進んでいくとだんだん天理教色の強いお店が増えてくる。教団の法被を取り扱ってる店、天理教関連の本のみを取り扱う本屋さん、天理教に関連する用品を集めたお店等々。
そのまま歩き進めるとついに本部が見えてきた。
とにかくデカい。
一番上の写真の建物が「ぢば」のある本部。
立ち入り自由だったので入ってみたら、畳張りで中心にある「ぢば」を四方から取り囲むように造られており、その中心へ向かってお祈りをしている人達の姿が。
寺社仏閣はたくさん巡ってきたけど、台のようなものが置いてあるだけの「場所」に向かってお祈りをしているのを見るのは初めてで新鮮な驚きがあった。
中は神聖な空気が漂っている。
邪魔するわけにはいかないため廊下に出て建物をぐるっと一周すると、廊下があまりにもピカピカであることに気づく。信者の方が毎日廊下を拭いているらしい。
2、3枚目の建物には資料館や大学など、いろんな施設が入っているようだった。
街にはこんな感じの特徴的な建物がたくさん並んでいて、
詰所と呼ばれる宿泊施設だったり、病院だったり、とにかく圧巻。
観光地でもないため、当たり前のように宗教が日常に溶け込んでいました。
正直若干ビビりながらの来訪でしたが、怖い雰囲気はなくどこも開放的。
とにかく大きくて独特な建造物に興奮しっぱなしの天理市でした。
親切にしてくれたお好み焼き屋さんのおばあちゃんや施設の人に感謝。
お邪魔しました。